✔ せっかく中国へ行ったんだから、日本では食べられないようなものを食べてみたい!
✔ 旅の話のネタになるような印象に残るものを食べてみたい!
・・・という方におすすめです!
中国では食材として普通に食べられており、近年ブームとなっています。ザリガニはアメリカやフランスでも食されていますが、日本では子供の飼育する動物としての印象が強いためか食べられることがありませんよね。中国ならではのものが食べたいという方にオススメです!
中国ではザリガニが大人気です!話のネタに試してみては?!
日本人が「ザリガニ」・・・と聞くと、子供の飼うペットや外来種であれば駆除対象であったりと、食材と言える状況ではありませんよね。
ザリガニの中国語は「小龙虾」。日本語に置き換えれば「小龍エビ」です。
中国ではゲテモノ扱いなどではなく普通に食する庶民の味で、ここ数年は消費量が爆発的に増えるブームが起きており、コンビニエンスストア―でもザリガニ料理を見かけるほどです。
ちなみにすべて池などからとっているというわけではなく、食材用に養殖しているそうです。
中国人にとってのザリガニ料理
中国人の友人達たちは無性にザリガニが食べたくなるそうで、女の子の誕生日の食事会で器に山盛りのザリガニとタニシをお代わりしていた光景は今では鮮明に記憶にあります。
知り合いの日本に留学経験などもある経済的に豊かな中国・上海人女性でも、日本の滞在が長くなるとザリガニが恋しくなり無性に食べたくなるそうです。上海に戻るとさっそくザリガニをだすレストランへ向かうぐらい食べたくなるようです。
どこで食べることができるの?
中国では普通に食べることができます。ザリガニを前面に出すザリガニ料理屋さんもあります。
例えば日本人が多く、日本料理店が立ち並ぶ古北地区の仙霞路あたりでも数店あるので特に探すことなく見つけることができると思います。
店舗前の歩道にタライを置き、中にはたくさんのザリガニが入っていたり、ザリガニの大型立体看板などを用意する店もあるのですぐにわかります。
店先でテークアウト用に販売している店もあります
少し食べてみたいという方にはテークアウトはいかがでしょうか?試しに少し食べるのにはいいかもしれません。
昔、ここではシャコのピリ辛炒めをテークアウトで売っていた記憶があるんですが、いつの間にかザリガニに替わっていました。ザリガニブームに乗ってる感じですかね。
ところでザリガニの味ってどうなの・・・?
ザリガニの味はというと、写真のように辛めの醤油のようなタレの味付けなので、よく耳にする泥臭さはあまり気にはなりません。
味うすめのエビっといった感じでしょうか。
一度、日本のエビのように塩ゆでしたもの食べてみたいのですが、上海で中国人の友達と何度か食べましたが、いつもこのような辛い目のタレの味付けでした。
やはり、こうしないと泥臭いのかもしれません。
また、次回塩ゆでのザリガニに出会えたら、食べてみようと思います。
殻を剥くのが多少面倒かも・・・
エビ、カニは食べるために殻をむくのが面倒だったりしますよね。
ザリガニも姿のまま出てくるので、一尾一尾、頭を取り、殻を剥いていく必要があります。
その手間のわりに割に身が小さいので「面倒・・・」というのが多少面倒ですね。
ものは試しザリガニと一緒にタニシもいかがでしょうか?
ザリガニの店ではタニシ料理も提供されていたりします。テーブルに爪楊枝があるので、それを身に突き刺しサザエのように殻をクルンっと回すと身が出てきます。
ザリガニと同じく身は小さいのでひたすら数を食べます。
中国のファミリーマートには「ザリガニ」料理があります
「レストランに行くのはちょっと・・・」という方には、是非ファミリーマートをのぞいてみてください。
中国上海における、我ら日本人の強い味方といえば「全家」ファミリーマートです!
上海のいたるところにあり、地元中国人にも愛されているファミリーマートにもザリガニブームは訪れています!
日本のコンビニらしく「ザリガニおにぎり」
ちょうど1年前の夏・・・上海滞在中のある日、いつものように昼ご飯を買おうと近くのファミリーマートへ向かうと・・・。
弁当の棚に「新上市!!(新登場)」というラベルが目に入り・・・。
「なんだろと?」と近寄って見ると・・・。
「えっ・・・」一瞬、半信半疑「なぜ?」という心の声が❗️❗️ 確認するために・・・もっと近づくと・・・。
「ザリガニ」おにぎり?!
何度見ても「ザリガニ・・・おにぎり」「ザリガニ・・・」
ラベルを見ると、「全家」(中国におけるファミリーマートの名称)も入っており・・・本物。
しっかりと「小龙虾」(ザリガニ)っと、書いてあります。中辣(中辛)味の剥き身入り。
そして・・・・続いて・・・。出ました!
そして「ザリガニ弁当」もあります!
「ザリガニおにぎり」に「ザリガニ弁当」です。両者揃い踏み。あなたなら、「さぁ~どっち?」・・・っといった感じですね。
名前は「小龙虾饭」となっています。ご飯の上に調理されたザリガニがのっている「盖饭」というスタイルです。日本でいうと丼料理ですね。
今年は「ザリガニ弁当」と「ザリガニ麺」が発売されているようです。
中国旅行・出張へ行った際には、ザリガニ弁当を食してみてはいかがでしょうか?
世界ではザリガニは高級食材?なぜエビ好きの日本人なのになぜ食べない?
所変われば、変わるもの・・・と言いますが。
世界でもエビ好きな日本人。・・・ですが、ザリガニについてはほぼ食べることはなく、外来種であれば駆除対象だったりします。食材にすれば数も減りそうな気もしますよね・・・。
海にいるロブスターもザリガニの一種だそうですが、ロブスターは食べるけどザリガニは食べない。小さい頃に飼育していたザリガニを食べることへの抵抗感なんでしょうか?
世界を見渡せば、アメリカのテキサスなどの南部では夏の風物詩となっており、屋外でザリガニパーティーをするぐらいな食べ物。食の国フランスでも高級食材扱い。
ん~~やはり、イメージか・・・?
なぜエビ好きの日本人が食べないのか、多少不思議ではあります。
泥臭いということが理由であれば、川に住むうなぎも泥臭いと思われ、甘辛い濃いタレで焼く蒲焼などのようなキラーコンテンツならぬキラー料理法を見出せば食べるのようになるのかもしれませんね。
最近は高騰しているウナギの代替食品としてナマズが挙げられていますが・・・やはり食べ物に関しては特にイメージの影響が大きいですよね。
日本人好みの料理方が生み出されれば、もしかしたらそのうち日本でもザリガニブームが来るのかもしれませんね(笑)。
そのまえに是非ご賞味あれ!