google-site-verification=R_jtdEiy7NgMzitT_4Fix0HsbE7mmAahgT3eLxLDCj4 iPhone上の上海交通カードに日本発行の銀聯カードを登録したら・・・ | 一人中国旅行・出張でも困らないための・上海出張渡旅鳥による役立つメモ帳

iPhone版上海交通カードに日本発行の銀聯カードを登録してみると・・・

交通・渡航・飛行機

上海公共交通カードも数年前からモバイルSuikaのようにiPhoneに搭載できるんですが・・・残高へのチャージなど便利に使うためには銀聯カード登録が必要です。そこで、日本で発行されたANA銀聯カード(クレジットカード)で登録を試みると・・・。

まずは日本版のiPhoneに上海公共交通カードを登録

iphone上海交通カード

上海では、もともとSuikaと同じようなタッチ式(無線方式)の交通カード(地下鉄、バス、タクシーなどで利用可能)がありました。それが数年前から・・・モバイルSuikaのようにiPhoneに搭載できるようになったときは、その便利さを実感しました。

それまでは、残高がなくなると駅の窓口で現金を渡し、カードにチャージしてたものが、どこでも、いつでも・・・iPhoneのApplePayに登録してある銀聯カードからチャージできるようになったからです。

ちなみに、上海公共交通カードを搭載している自分のiPhone日本のApple Storeで買ったもので、もちろんiOSも日本語です。日本で普通に使われているiPhoneと何ら変わりません。もともと物理的な上海公共交通カードを持っていたんですが、仕事用と分けたいというのもあり、新たにiPhone上に上海公共交通カードを作成しました。その際iPhoneの「設定」にある「地域」を中国にすると上海公共交通カードを選択することができます(登録後に地域を日本にしても大丈夫です)。この際20元のデポジットが必要なので、銀聯カードも併せてApplePayに登録する必要があります。

iPhone交通銀行

ApplePayに日本発行のANA銀聯カードを登録しようとしたら・・・

中国の銀行口座を持っているので、この銀行発行の銀聯カード(デビットカード)でチャージするのであれば何ら問題はなかったのですが・・・日本発行の銀聯カード(クレジットカード)が登録できれば・・・中国にある銀行内の残高を気にせず済むので便利では!・・・と思ったんです。

しかし、一抹の不安が頭をよぎります・・・。中国での外卡(外国で発行されたカード)の扱いです。物は試しとばかりに・・・とりあえず試みることに・・・。

ANA銀聯カード

登録するのは日本の三井住友カードが発行するANA銀聯カード(クレジットカード)です。上海公共交通カードへチャージするために、このカードをApplePayへ登録するよう試みたのですが・・・不安は的中です。

予想の通り撃沈です(涙)。

そして画面に表示されたアラートが・・・「このカードはご利用できません」・・・やっぱり(汗)。どんどん便利になってはいますが、まだまだ壁はありますね。

iPhone銀聯

説明を見ると・・・やはり中国発行銀聯クレジットカードかデビットカードだと登録できるようです。

ちなみに、確認のため三井住友カードのHPを確認すると銀聯カードのApplePayへの登録は利用不可になっていました。

ものは次いで・・・もう一枚の日本発行の銀聯カードであるMUFG銀聯カードでも試してみますが、登録できませんでした(涙)。

中国の便利さ・・・と、不便さ・・・

この様に中国では日常生活におけるIT技術の取り込むスピードはすさまじく、どんどん便利になります。・・・が、一方、中国の銀行口座を持てない外国人旅行者などには、反対に不便ではと感じることが多々あります。

スマホを中心に様々なサービスが展開されていますが・・・そのサービスを利用するための支払いに、中国の銀行口座とそのキャッシュカード兼デビットカードである銀聯カードが必要だからです。

まさに「便利さの裏にある・・・不便さ」です。

iPhone上海交通カード

中国における外国人旅行者不便問題ですが・・・
最近少し改善されはじめ、昨年後半からようやくAlipay(アリペイ)による外国人旅行者向けのモバイル決済サービス「Tour Passツアーパス)」のサービスが始まりました。
これからも不便がなくなるよう願いたいです~。

いつ行けるかわかりませんが、コロナ禍がおさまり次回に行った時には、旅行者目線で中国発行の銀聯カード(デビットカード)がなくてもどのようなことができるのか試してみたいと思います。

ちなみに、直接iPhoneに交通カードを新規作成するのではなく、物理的な交通カードをiPhoneで読み取ることにより移行させる方法があるようなので、試したいと思ったのですが・・・。使っていた上海公共交通カード(物理カード)は、上海のアパートの部屋に置いてきたので手元にありません(涙)。こんな状況になるんなんて思ってもいなかったので・・・。これも次回上海に行った際には試してみます。

これ、上海浦東空港にあった自動販売機なんですが・・・

帰国の際、上海浦東空港でチェックイン・出国手続き後の制限エリアで搭乗前に飲み物を買っておこうと思っていたら、ありました自動販売機。最新型ですかね~。自分の前は日本人女の子の2人連れ。旅行で現地の中国元の小銭を使ってしまおう・・・と、いった感じでした。ですが、なんと現金を入れるところがありません。支払い方法は支付宝WeChat Pay(中国名微信/日本のLINE Payのようなもの)などになっています(汗)。

中国の都市部は外国人旅行者にとって不便な街になっている気がします。

最近、アメリカと中国がぶつかり、TikTokだけでなく、iPhone上から微信WeChat)を排除しようとしているようで・・・。中国側はそれをけん制するように、「もしiPhoneから微信(WeChat)を排除すれば、中国人はだれもiPhoneを使わなくなる・・・」と言っていますが、それは大げさではないとおもいます。支払いにも困りますから。

ちなみに、iPhone上のWeChat Payで飲み物を買ってみたんですが、小銭を探さなくていいし、ほんと便利でした(苦笑)。

余談の豆知識・・・銀聯カード中国では何と呼ぶの?

日本でも耳にするようになった銀聯カードですが、中国では何と呼べば相手は理解してくれるのか?

iPhone建設銀行

「銀聯カード(ぎん れん かーど)」は中国漢字の日本語読みなので、当然ですが現地で「ぎん れん かーど」と言っても通じません。中国語では「銀聯卡/银联卡」と書きます。日本語に直すと「銀連カード」です。中国語の読みはピンイン(中国のローマ字のようなもの)で表すと「yin lian ka」となります。カタカナに表すのは難しいのですが、あえて書くと・・・「イン・リエン・カー」となります。実際には中国語で一番重要な声調(音の上がり下がり・アクセント)がつくので、単語によっては棒読みで言っても通じないことも多いです。英語では「UnionPay」となっていますが、これも大抵の場合普通の店では通じないと思います。カード自体を見せれば大丈夫とは思いますが(笑)。

ちなみに、中国で・・・という場合は中国の普通語(北京語)での話なので、香港などは広東語が多く話されており、発音も違います。漢字の表記については中国本土では簡略化された簡体字の「银联卡」での表記が多いですが、たまに「銀聯卡」の表記も見られます。「银联卡」も「銀聯卡」同じものです。