上海出張の行き帰りに何度となく目に入っていた新ターミナルの建設風景。まもなく出来るんだろうなっと思っていた頃、昨年秋(2019)のことです・・・突然共用開始となりびっくりでした。そして、新ターミナルの名称はてっきりターミナル3だと思っていたのですが・・・実際は「サテライトターミナル」という名称で、利用する際に初めて知りました。
知らないまま・・・いつものように空港ターミナルへ到着しました
昨年の秋、いつものように上海出張の帰り上海浦東空港へ着きました。ここまでは何の変化を感じることもなく、e-チケットに書いてあるターミナル1にある中国東方航空のチェックインカウンターへと向かいます・・・。
いつも通りチェックインすると・・・。
渡されたボーディングパスに卫星厅(サテライトホール)のスタンプが押されています。新ターミナルを建設中の風景は何度も見ていましたがいつのまにかオープンしたんですね。驚きました。数週間前に開業したばかりのようで、チェックインの際にシールも渡され胸のあたりに貼るように指示されました。係員が要所要所に立っていてそのシールを見ては誘導しているようでした。
フライトインフォメーションを見ると「G」から始まるゲート番号がサテライトターミナルなのでこの時間帯だと新ターミナルの利用は半分ぐらいですね。しかし、12:25分発のTaipei行きは「208」番ゲートなんですね。200番台はバス利用での沖止めなので、この時はまだサテライトターミナルも徐々にオープンといった感じなのかもしれません。
地下に降り電車でS1・サテライトホール(ターミナル)へ向かいます
この部分に関しては後半にある翌月のターミナル2からの出発で詳しく書いています。
真新しいS1・サテライトホール(ターミナル)へ到着
電車を降りホームにあるエスカレーターを上がると・・・。「S1・サテライトホール」にたどり着きました。サテライトターミナルという場合・・・多くの場合、本ターミナルより小さいことが多いですが、ここは本ターミナルと同じぐらいの大きさか、それ以上では?と思うぐらいの大きさです。
人も少なくガラーンとしていて、店舗などもあまり活気がありませんでした。まだこれからなんでしょうね。
天井高が高く、天窓から光が注ぎ込み、真新しい現代的な感じのターミナルです。
上の階も散策しようと上がってきましたが・・・店もあまりなく、チャンギ空港のような活気はまだありません。今後に期待ですね~。
中央に位置する吹抜けホールで縦移動の動線がまとめられ、わかりやすい構造でいいですね。
新サテライトターミナルのシンプルな外観
最近よく側面にガラスを使ったボーディングブリジを使っている空港が多いですが・・・。新ターミナルは昔ながらのものですね。既存の本ターミナルはガラスのだったような気が・・・。新ターミナルはローコストを目指したんですかね~。なんとなく全体的にそんな気が・・・。
ターミナルの外観もかなりシンプルで、ターミナル1・2に比べ機能性を重視ですかね~。北京の新空港のような大胆なデザインとは真逆な感じなので反対に驚きです。
S1とS2サテライトホール(ターミナル)について
サテライトターミナルはS1とS2に分かれていますが、建物的には2つのT字型を横に倒し、2つの足元をくっつけた・・・ちょうどH字型のような形になっています。なのでS1・S2サテライトターミナルとは言わず、S1・S2サテライトホールとなっているのでしょうかね~。
そしてT1(ターミナル)とS1(ホール)、T2(ターミナル)とS2(ホール)がそれぞれ地下でターミナル間を鉄道で移動するようになっています。
それぞれの特徴としては「S1・サテライトホール」が紺色の天井で、「S2・サテライトホール」が黄色の天井にしてあるようです。
既存のターミナル1と接続しているのが「S1・サテライトホール(ターミナル)」で、ターミナル2に接続しているのが「S2・サテライトホール(ターミナル)」になります。2つのサテライトホール(ターミナル)は1つの建物なので・・・次回は行き来できるのか見てみたいと思っています。
既存のターミナル1 既存のターミナル2
既存のターミナルである、ターミナル1の天井が紺色で、ターミナル2の天井が黄色ではないですが黄土色なので、利用者にわかりやすいように色を合わせたのかもしれません。
翌月に初めての新S2サテライトホール(ターミナル)へ到着です
初めての新ターミナル利用はターミナル1を利用する中国東方航空だったので新サテライトターミナルもS1・サテライトホール’(ターミナル)でした。
今回はターミナル2を利用する中国南方航空で関西国際空港から上海浦東空港へ到着しました。着陸後、誘導路を走行中ターミナルと違う方向へ向かったので沖止めかと思っていたら・・・サテライトターミナルへ向かっていきます。お~~新ターミナル(卫星厅/サテライトホール)への到着です。
前回は初めてのサテライトターミナルからの出発(帰国)でしたが・・・。今回は初めてのサテライトターミナルへの到着(入国)です。
降機後、皆さんについて流れるままについていきます(笑)。
人はまばらで少し寂しい感じですね~。
地下を走るターミナル間移動交通の駅へ降りていきます。完全に上海にある地下鉄の駅のようです。このターミナル間移動交通は完全な地下鉄の仕様みたいですね。
地下鉄との違いは座席がほぼないことですね。香港国際空港のサテライトターミナルの鉄道と同じような感じです。空港によくあるタイヤで走るスカイトレイン(LRT)のような仕様に比べ倍以上の速度(地下鉄並み)で走るのですぐ着く感じがします。完全な鉄道なので建設もメンテナンスもどちらもコストがかかりそうですね。
電車を降りみんなの流れについていきますが・・・。エスカレーターを上がるとターミナル2へ出ます。後は通常のターミナル2と同じように指紋登録、入国手続き、ターンテーブルでの預け荷物の受け取り、税関チェックへと進みますので、ここからはいつもと変わりません。
S2・サテライトターミナルからの出発(帰国)です
2週間弱の出張も終わり帰国です。
前回の出発(帰国)は中国東方航空だったのでS1ターミナルからでしたが、今回は中国南方航空なのでS2・サテライトターミナルからの出発(帰国)です。
やはり今回も「卫星厅/サテライトホール」の印が押してあります。
ターミナル2から新設S2サテライトターミナルへ移動
出国手続き後、制限エリア内でゲート番号の案内板を探しながら進むと、免税店エリア端のあたり・・・今まで壁だったところに突然入り口が出来上がっていました・・・。
入口を入ると「いつの間にこんな工事を・・・」っといった感じです・・・。見慣れた壁の奥に突然現れた、地下への秘密通路のようです(笑)。エスカレーターで結構深くまで降りていきます。
エスカレーターを降りていくと・・・まさに地下鉄の駅そのものです! まさかこんな地下に鉄道を敷いていたなんて予想だにしていませんでした。
壁にはガラスを多用したプラットフォームで虹橋空港の2・10号線の地下鉄駅のようですね。大きなトップライトから光も注ぎ込み明るく開放的な印象です。
「出発と到着」か「国際線と国内線」かはわかりませんでしたが、乗客の動線は分けられているようで、写真のようにプラットフォームも車両も分けられています。
走りだすとあっと言う間にサテライトターミナル駅に到着です。上海の地下鉄と何ら変わりはないのですが・・・椅子だけが極端に少ないですね。それ以外は基本的に同じ規格なのではっといった感じです。
サテライトホールの様子については上の方で既に書いた、初めてS1・サテライトターミナルからの出発で書いていますのでここでは省略します。
出発ゲートにある待合席にスマフォなどが充電できるUSB充電ポートがあるんですが、「お~便利!」。さっそく充電してみると・・・できません(涙)。まだ、通電していないのか?・・・と思いましたが、試しに別の椅子に移動して試してみると・・・問題なくできました(汗)。
目に付くところはどんどん立派になっていきますが・・・このような細かなところの品質が中国品質と言われてしまうところでは・・・っと、思ってしまいますね。