ハッキリ言って日本人が最強です!
日本人は英語が苦手と自他共にも認めるところですが・・・。中国旅行・出張に関して言えば世界のどの国よりも日本人が優位です!日本人ほど有利な点を持つ外国人旅行客は他にいません。自信を持って言えます。そして中国語が話せなくても何とかなります。
看板やメニューにある漢字の意味がなんとなくでも理解できるのですから!行き当たりばったりの旅行でもなんとかなります。ただ、当然ですが日本と中国では漢字や意味に違いがあるので、多少その違いを覚えておく必要があります。そこでまずは旅行・出張の際とても大事な食事について、これだけ知っていればそこそこ大まかにはわかる基本編として書いていきたいと思います。
漢字の違い・意味の違いだけでもサッと見ておくだけで違います
漢字が理解できる、発音がわからなくともなんとなく意味が理解できる。こちらから意思を伝えたいと思えば、ペンとメモ帳を取り出し書いて見せれば、相手も理解してくれることも多いです。
そんな際、日中間で違う部分も理解しておかないと、とんだ誤解を生むこともあります。そんな誤解によるトラブルが生じず、中国旅行や出張が楽しめるように・・・。使用頻度が高いものを選んで基本編として書きたいと思います。
では早速、見ていきましょう。
中国で「肉」といえば何肉?
日本で肉と言えば関西は豚肉、関東では牛肉を指しますが、中国で肉と言えば関西と同じく「豚肉」です。なのでメニューの料理名に「肉〇〇〇」とある場合は基本豚肉を使った料理となります。
ちなみに鶏肉ならば「鷄」、牛肉の場合は「牛肉」と書いてありますので料理名も「牛肉〇〇」などとなります。
ちなみに、「豚肉」の「豚」という漢字ですが、中国のメニューなどには出てきません。なぜかと言えば、漢字そのものが違うからです。豚肉の漢字は「猪肉」となり、日本で言えば「イノシシ肉」??となります。
じゃあ、中国で猪肉はというと・・・「野猪」となるようで、野生豚?てって感じですかね~?。
中国語の「野菜」という漢字は、日本語の「山菜」なのでご注意を
肉は美味しいけど、野菜も食べないとバランスが取れない・・・と思う方も多いと思います。それは体調に気を使う旅行や出張に行った時も同様です。肉食怪獣の方は別として、食事にはサラダが必須という方もいますよね。
中国で例えば「野菜」とメモに書いて店員さんい見せると、思ったものとは少し別なものが出てきます。中国語で「野菜」と書くとそれは「山菜」なのです。ワラビやゼンマイなどです。
先ほども肉の所で出ましたが中国語の「野」は野生の「野(や)」なのです。
そうです。野生の菜・・・野菜なのです。
上海にある湘南料理の店でお気に入りの、山菜とキノコ、豚肉の炒め物なのですが、これは美味しいです!
では中国語で野菜を何と言うの?
中国語の野菜は「蔬菜(シューツァイ)」となります。
しかし、サラダが食べたい場合にメモに「蔬菜」と書き見せても、店員が薦めるものと、サラダが食べたいあなたとでは、違うものをイメージしていることに気づくでしょう。
もともと、中国では生野菜を食べる習慣はあまりなく、中国料理店ではサラダ自体を見ることはほとんどありません。よく考えれば自分自身食べた記憶もありません(汗)
サラダを食べたい場合はどこで食べれる?
ではサラダを食べたい場合はどうすればいいの?
・・・と思いますよね。そんな場合には、上海にも多くある日本料理店に行くか、西洋料理店に行くのが無難です。
この写真は上海にある日本の有名カレー・チェーン店「COCO一番屋」のサラダです。
ここであれば日本人がイメージするサラダを食べることができます。店舗も上海のいろいろなところにあるので食べる機会も多いと思います。
サラダは中国語で「蔬菜 萨拉(サーラ)、沙拉(シャーラ)」と書きます。英語の「サラダ」に似た音をあてた感じだと思います。
「湯(汤)」はお風呂でも、お湯でもなくてスープ
日本では大浴場や温泉に「湯」と書かれた暖簾が掛けられていたりしますが、日本語の「湯」という漢字は、中国語の漢字では少しシンプル化され「汤」となっています。形はほぼ同じですが、意味においては大きく違います。
飲食店のメニューにたびたび「汤」が登場することに気づくと思います。当たり前ですが、これはお風呂のお湯を使った料理・・・というわけでももちろんありません(笑)。当然です、飲食店であって銭湯や温泉ではありませんから(汗)。
メニューにある「〇〇汤」とは「スープ」という意味です。「〇〇〇スープ」なので、安心して注文してください。
これは「牛肉のスープ」という意味です。その右側はカモの血のスープ・・・これはおそらく赤い色のスープではなく、カモの血を固めてサイコロ状にした豆腐のようなものが入っているものだと思います。中国料理ではこの血を固めたメニューがよくあるので避けたい方はご注意ください。自分も避けています(汗)。
ちなみにこの写真は、とてもメジャーな「玉米排骨汤」というスープで、どこで食べても外れがなく日本人にもおすすめのスープです。
「玉米」はトウモロコシ、「排骨」はスペアリブなので「玉米排骨汤」は「トウモロコシと(豚の)スペアリブのスープ」となります。
ちなみにこのようなスープの場合3~4人分の感じなので大衆食堂にはありません。中級の店であればあるはずです。
「汤唯」を知ればすぐ覚えることができます
話は少しそれますが・・・
「汤唯(タン・ウェイ)」というとても有名な女優さんがいるのですが、韓国人の俳優さんと結婚されたので、韓流好きの方なら知っている方もいるかもしれません。
性が「汤」、名が「唯」・・・日本語で言えば「スープ」さんとなりますよね。
これで忘れることなく覚えられると思います。顔など見てみたい・・・と気になる方は是非検索してみてください。より忘れなくなると思います。
たぶん名字の「汤」にスープという意味はないと思いますので。覚えるきっかけとしてだけなので・・・。「汤唯」ファンの方、お許しください(汗)。
出演している映画では「北京遇上西雅图」がおすすめです。
「面」は麺の簡略化された漢字となります
日本人はラーメン、うどん、そばなど麺類が大好きですが、中国にも麺料理はたくさんあります。しかし、中国では「麺」ではなく簡略化された「面」の漢字が使われています。日本人には少し違和感があるかもしれませんね。「面」には、なんとなく広い平面的なイメージがあるので。
しかし、慣れてくると日本でも〇〇麺と書くところを、間違って「〇〇面」の字の方を使ってしまいます(汗)。人間すぐ楽な方を選んでしまいます(笑)。
麺に見えるけど面ではないものもある
これも面(麺)だと思いますよね。これは細めのうどんのような麺なのですが・・・これは「粉(フェン)」なんです。
いったいどうなってんの?・・・と、思われても当然です。
日本であれば麺状のものを麺と呼んでいますが、これは小麦粉ではなく、米粉からできているので「米粉(ミーフェン)」となります。米面ではないんです(汗)。
米粉以外にも、豆から作る春雨のようなものや、芋のでんぷんから作った半透明の物など・・・いろいろあります。
白いご飯は「米飯」・・・
こってりした中国料理にはご飯が欲しくなりますよね。
そんな際には・・・これだけ覚えれば大丈夫です。
これは覚えやすいですね。白いご飯は「米飯(ミーファン)」です。「こめめし」です、メモに書いて見せれば店員さんもすぐ理解できます。「米飯」はメニューに載っていない場合もあるので、そんな際は店員さんに聞いてみてください。
高級料理店では白いご飯は食べない?
ちなみに高級料理店はもちろんのこと、中の上レベルぐらいの中華料理店では白いご飯を食べることはあまり有りません。
中国では高級店ほど大人数で円卓を囲み、数多くの料理を並べて食べることが多いですが、そんな場合の〆には、例えば日本で食べたことのないような、しっかりとした味の付いた濃厚なスープのお粥のようなものだったり、麺だったりを少し食べたりします。
ちなみにこれ(写真)はすごくおいしかったです。濃厚な海鮮のおかゆです。真ん中にのせてあるのは海老で、ご飯は黄色のスープに隠れる程度入っています。
大衆食堂だと白いご飯を食べるためにおかずがあるという感じですが、高級な店ほどそれぞれの料理(おかず)を味わい楽しむ感じとなります。それは日本も同じですよね。
今回は基本編なので・・・以上こんな感じとなります。