中国では銀聯カードが広く使われており、その反面世界的に通用するVISAやMasterCardの使えるところは少ないとの声をよく聞きますが・・・。実際に中国旅行・出張に行く場合ANAカード(VISA・MasterCard)で日々マイルを貯めるANA陸マイラーとしてはどうすればいいの?
また、これからANAマイルを貯めていこう!陸マイラーになろう!という方にも中国でもマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードをお伝えできればと思っております。
「VISA・MasterCardが使えないという話は噂では聞くけど・・・実際はどうなの?」そんな疑問などへ日本と中国を行き来する体験談をもとにお伝えしたいと思います。
陸マイラーを目指しANAカードと同時にANA銀聯カードを作りました
以前は自分もマイルにそれほど関心がなく、飛行機に乗った際に積算されるマイルだけを貯める、いわゆる空マイラーでした。そのため、当時はANAカード(クレジットカード)も持っておらず、ANAマイレージバンクカードだけでした。
惜しいことをしていました(汗)。
現在、中国へ行く際にはANA VISA カードのサブカードであるANA銀聯カードは常に財布に入れており、例えばANA VISAカードが使えないところだけではなく、コンビニなどの少額決済でもスムーズに使えるうえ、マイルも貯まるので毎日のように使っております。
空マイラーから陸マイラーへの目覚め
以前から、飛行機に乗らなくてもマイルを貯める陸マイラーの存在は聞いたことがありました。
どのくらい貯まるかなどの知識もなく、飛行機に乗って貯まる空マイルもそれほど貯まらないので、なんとなくめんどくさいから「ま~いいか・・・」っと、後回しにしていました。
飛行機に乗って貯まる空マイルの何倍も買い物などでマイルが貯まることを知り驚くとともに・・・。
自分も陸マイラーとしてマイルを貯めたいと思うようになり、まず初めに発行したのがANA VISA カードでした。
その当時もほぼ毎月出張で中国へ行っていたので、ANA VISA カードの発行と同時に中国で一番使われている銀聯カードも発行することにしました。
それが銀聯決済ブランドの付いたANA VISA カードのサブカードであるANA銀聯カードです。
その頃、中国出張時にはMUFGカード発行のMUFG銀聯カードを既に使っていましたが、マイルを貯めるためにそれ以来ANA銀聯カードを使うようになりました。
ANA銀聯カードも持っていてよかった!【体験談】
体験談なのですが、中国上海にあるショッピングモールの店舗で5,680元(日本円で9.5万円ほど)の決済をしようとした際のことです。
レジカウンターの決済可能一覧にはVISAマークがあったので、財布からANA VISAカードを取り出し渡したのですが。
使えません。
え~。なぜ?!
なんで?VISAのマークあるじゃない。
・・・っと。お願いして、カードを機械に通してもらうと。
やはり「決済エラー」です。
中国あるあるですが、例えばその店でVISA決済の取り扱いを止めたのに、決済可能の一覧から削除していない、そのままマークだけ残っているパターンです。
日本ではこの様なこともしっかり対応しなければという考えが染みついていますが、中国ではおおらかというか・・・明示と内容が違うことはザラにありますのでご注意ください(汗)。
やはり、中国では銀聯カードを持っていても損はありません!
そこでです!ANA銀聯カードの登場です!
じゃー。銀聯カードは大丈夫ですか?
銀聯カードを渡すと・・・。
無言のままカードを受け取り機械に通すと・・・。
パスワードをお願いします。
はい。はい。
パスワードを入力すると・・・。
なんと!あっさりと・・・決済出来ました!
やはり中国では銀聯カードが強いですね。
マイルの積算率はANA VISAカードに比べ低くなりますが、これで何とかマイルは貯めることができました。
数マイル分なら残念!で済みますが、陸マイラーなら数万円の決済であれば悔しく思いますよね。
・・・と、いうより現金の持ち合わせがなければ、決済自体にも困りますよね。
ですので、中国へ行く場合はやはりANAカードにANA銀聯カードも併せて発行することをお勧めいたします。
中国でもANAマイルの貯まるANA銀聯カードの概要
ANA銀聯カードはANA カードと同じく、ANAと提携する三井住友カード株式会社が発行する銀聯決済ブランドの付いたクレジットカードです。
ANA銀聯カードのマイルへの交換率は?
マイルへの交換レートはカード利用額200円 につき1ポイント ⇒ 1マイルとなります。
ANA VISAカードの利用で通常貯まるVポイントとは名称も同じですが、ゴールドカードやプレミアムカードによる2倍・3倍交換コースなどは選べない別枠となっています。
陸マイラーであればANA銀聯カードの方がお得
「ANA銀聯カード」を発行する三井住友カード株式会社ですが、ANA銀聯カード以外にプロパーカードの三井住友カードでも三井住友銀聯カードを併せて発行することができます。
ただし、三井住友銀聯カードのANAマイルへの交換レートはカード利用額200円につき1ポイント ⇒ 0.6マイルなので、ANAマイルを貯めるならカード利用額200円 につき1ポイント ⇒ 1マイルが貯まるANA銀聯カードがお得です。
ANA銀聯カードはANAカードのサブカードで年会費は無料
請求はANA VISAやMasterCardと同じく、毎月締めの日本円での請求となります。
ANA銀聯カードは単独発行ができないため、ANA カードを既に持っているか、同時に発行する必要があります。
ANAカードには年会費がかかりますが、ANA銀聯カードについては年会費無料・新規入会時カード発行手数料無料なのでおすすめです。
カードの有効期限が5年なので、その更新時に1000円+税はかかりますが、1年あたりでは200円ほどなので、中国に時々行かれる方であれば持っていて損はないと思います。
2枚持ちの場合、ANAカードとANA銀聯カードのどちら優先で使う?
まずはANA VISAカード、利用できない場合は次にANA銀聯カードという順番に使うようにしています。
先程も少し書きましたが・・・。
ANA VISAカードのマイルへの交換率はゴールドカードやプレミアムカードであれば2倍・3倍交換コースなどが用意されており、一般カードでもANA銀聯カードと同等以上の交換レートのためです。
ですので、ANA銀聯カードはANA VISAカードが使えない場合と小規模スーパーやコンビニなどの少額決済用に使っています。
ANA陸マイラーの皆さん、中国旅行・出張でもマイルを取りこぼさないように共に頑張りましょう!